2008年1月16日水曜日

渡部昇一氏の本

渡部昇一氏。
今まで一番影響を受けた方であり、
私の知識のバックグランドはこの人の著書を読むことにより形成されていると思う。
渡部氏の著書はほとんど読んだといってもよい。
ただし最近はしばらくご無沙汰だった。

簡単に渡部氏を紹介しておこう。上智大学名誉教授で非常に多くの書籍を出しており
新聞、雑誌などにも論文を多数寄稿している。

実は渡部氏のことは平泉渉氏との「英語教育大論争 」で初めて知った。
それを機にいわゆる渡部ワールドへと引き込まれたいった。

最近読んだ渡部氏の本は下記の2冊。
国家の経営企業の経営―その成否は「トップ」で決まる
この国の「義」を思う―歴史の教訓

1冊目の本は船井幸雄氏との共著。
国と企業、創業者、後継者、日本の復権について渡部氏の歴史知識を用いて語っている。
この本ですばらしい言葉を見つけた。
「小にして学べば、壮にして為すことあり、壮にして学べば、即ちおいて衰えず、老いて学べば、即ち死して朽ちず」
これは江戸時代の儒学者佐藤一斉の「言志晩録 」の一文とのこと。
これは小さいときにしっかり学べば立派なことを成し遂げる、成人になって学べば衰えない、老人で学べば
死んでも朽ちないという意味。
渡部氏は「壮にして学べば、即ちおいて衰えず」が大事という。それは実は成人なってから学ぶことは難しいからだ。
私は学生時代天才ではないかという友達がいたが社会人になってからあまりぱっとしない。おそらく彼はあまり学んでいないと思う。やはり仕事をしながらきちんと学んでいける人はすごいと思う。
ぜひこの言葉をかみしめて私も日々学んで行きたいと思う。
またもうひとつ気になったのは「イメージしたものは実現する」といっていること。
これはベストセラーの「ザ・シークレット 」と相通ずるのではと感じた。

2冊目は渡部氏がそのときに起った出来事について意見を述べたもの。
皇位継承問題、耐久強度偽造問題などが取り上げられている。
この本より女性天皇と女系天皇の違いがわかった。皆さん違いわかるます?

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